SIN→SYD(3912mile)


7:17にドアクローズ。周りを見渡すと、いくつか空席が2つ以上並んでいるところがある。窓側の人の挙動も確認しながら、上空に上がれば移動を検討することとする。7:28にPush Back開始。定刻より23分遅れ。

SQ241便は、7:38に離陸を開始する。関空発で乗ったA333に比べて、馬力のあるエンジンで力強く加速する。

オーストラリア大陸に入ってから、さらに追い風が強くなり、Uluruの近くでは148km/hにもなる。対地速度で1038km/h出ている。ただ、相当遠くを飛んでいるので、アビームでもエアーズロックは見えないだろう。

到着の40分ぐらい前に、CAがイミグレーションカードを持ってやってくる。呼び止めて中国語バージョンが無いか聞いてみるが、持ってないという。入国審査の前にたくさんあるから、それを使えという。

その後、ノートPCを開こうとしたら、元々窓側に座ってたおばさんが戻ってきて、着陸の時は席をゆずれと。じゃあ、後ろにでも行こうかと思うと、やっぱり後ろの席の窓側を確保しているおじさんが駄目だと言う。こういう、わがままを言うのは当たり前なんだなあ、と思う。

現地時間で17:15になって、降下を開始する。思ったより早く高度を下げるものだ。

17:20になって、PAであとちょで着陸態勢に入れと。モニターを見ると、残り18分になっている。

17:38に着陸。着陸後のPAでは気温24度ということである。泳ぐにはちょっと寒いかもしれない。タクシーを続け、17:40頃にスポットイン...と思いきや、手前に止まりすぎたようでエンジンを吹かして少し前進している。
17:42にスポットインとなる。

ふと思い立って、隣の席の中国人に、ペンをあげることにする。入国審査の場面で、いろいろと書き物をする必要もあるだろう。ボーディングブリッジを降りたところでゲートの表示を見るが、緯度経度が書いていない。クラシックジャンボなどはINSで飛んでいるので、今でも多くの空港の各ゲートの下には緯度・経度が表示されている。南半球まで来たので、南緯の表示を見たかったのだが。

入国審査では、あっさりと通過する。これはもう、日本人の特権で、こういう時に日本の良さを痛感する。問題は税関である。オーストラリアは税関が非常にうるさいことで有名である。今回、ロキソニンやら下痢止めなどを持ち込むので、入国カードには1箇所YESの箇所がある。