松本→長野(62.7km)

松本9:07発のしなの1号長野行きに乗る。JR倒壊の373系である。到着が若干遅れ、9:09に発車する。進行方向右側に席を確保する。長野支社管内の幹線で、篠ノ井線だけが未乗のまま残っていたのだが、これでやっと乗り潰すことができる。

明科を出て長いトンネルを抜ける。西条で速度が大幅低下するので、行き違い待ちか、と思うが出発側のポイントが制限45km/hの模様。常念岳等は見えなくなったが、変わって後立山連峰が見えてくる。相当標高の高い所を走っているようだ。次の坂北は12番両開きポイントを亘って到着する。ここで名古屋行きしなのと行き違いをする。

聖高原の横には長野自動車道が平行している。長野道も線形が悪い。聖高原を出ると速度が下がる。てっきり踏切のしゃ断かん折損かと思っていたが、どうも閉塞信号機が注意信号だったようだ。冠着駅には対向の115系が停車していた。冠着を過ぎると、すぐに峠越えのトンネルになる。

峠を越えると、姥捨となる。姥捨付近からは、善光寺平が一望できる。

稲荷山でも対向列車と行き違いをする。特急運転線区だというのもあるのだが、部分複線区間が欲しくなるところである。稲荷山を出ると、善光寺平の田園地帯が広がる。

篠ノ井から先は、長野新幹線開通前に特急白山(上野→長野→金沢)で乗ったことがある。篠ノ井は機関区なども併設され、大きな駅である。この駅を手放したくないという意向が、しなの鉄道設立時にあったのではないかと思う。篠ノ井には9:52に到着する。篠ノ井を出て、やっと速度が上がる。線路保守はそれなりに力が入れられているように思う。あまり揺れない。同じ信越本線直江津犀潟間とえらい違いである。長野駅には、1分遅れの10:01に到着する。あまり乗り換え時間が無いので、改札口へと急ぐ。