JR倒壊の倒壊たるゆえん

東海旅客鉄道株式会社は、よくJR倒壊と揶揄される。この会社の融通の無さ、客に対する配慮の無さ、わが道を行くがごとくの殿様的態度などから来る嫌悪感を、うまく表しているからだろう。Googleで「JR倒壊」で検索すると、25万1000件もヒットする。

今回、ひかり383号が新大阪打ち切りとなったが、放送では「特急料金が払い戻しになります」とは一言も言わなかった。他のJRでもあまり言わないのでこれはおいておくとしても、

  • ホームには列車扱いの駅員以外誰もいない
  • 駅構内では次に発車する列車の案内放送も、お詫び放送も無い
  • コンコースには状況をよくわかっていない若手社員がいるだけ
  • その社員は切符の取扱いについて聞かれたら精算所へ案内するだけ
  • 在来線乗換口の精算所は閉鎖していて、緑の窓口1窓だけで対応、20人ぐらいの行列
  • 中央出口の精算所は2窓開けているが、こちらも20人ぐらいの行列
  • 乗換口で事故中止証明をもらおうにも、「ここにはハンコを置いていない」と拒否される

ダイヤが乱れているにもかかわらず、このようなぞんざいな対応をやっているから、JR倒壊などとさげずまれる。特急券の払い戻しをなるべく減らしたいという魂胆があるのでは、と思われても仕方がない。

結局、倒壊では埒があかないと判断して、切符を見せて有人改札を通過し、在来線の改札口(東口、JR西日本対応)で運休の証明をもらう。こっちも入社数年のような感じの社員だったが、直ぐに証明をしてくれた。