糸魚川→穂高

糸魚川14:55発の大糸線に乗る。キハ52の単行、ワンマン。冷房は搭載されている。乗客は14人ぐらいしかいない。明らかに長距離客と見られる人物が数人。姫川・頸城大野あたりまでは川沿いの開けた地形を進むが、根知駅のあたりから地形が険しくなってくる。姫川の対岸を走る国道148号は、延々とロックシェッドが続いている。

過去に、八方尾根日帰りを実施したとき、八方尾根からの帰りを北陸道経由に取り、白馬→糸魚川間を走行したことがある。険しい路線で延々と続くロックシェッドにげんなりしたこと、糸魚川インターの案内板に救われた気分がしたことを良く覚えている。根知駅から小滝駅までは所用7分なのだが、小滝から平岩駅までは14分もかかる。渓谷はさらに険しくなり、崖にへばりつくように国道があり、その直ぐ横は姫川という状態が続く。根知〜小滝間で3回姫川を横断しているが、小滝〜平岩間でも4回姫川を横断する。

南小谷信濃大町行きに乗り換える。仁科三湖が見えてくる。ところで、大糸線といえば、やはり海ノ口駅だろう。今回は時間の都合上下車しないが、車窓から駅舎内を覗き込むとノートが置いてあるのが見えた。

信濃木崎を出ると、長い直線が続く。電化柱と線路が遠くで消失している前景を見ていて、ふとCOWBOY BEBOPのBLUEが頭の中に思い浮かぶ。が、まだこの旅を止めるわけにはいかない。

信濃大町で富士見行きに乗り換え、穂高タウンホテルに投宿。