自宅→会社→自宅(10km)

朝、7時に目覚める。8時半に起床して、朝食を作るなど。10時になって家を出る。会社には10:20に到着するが、まだ誰も出社しておらず、警備員室で鍵を受け取る。

出社して先月から引き続きの仕事など。11時半をまわって隣のテーブルの人が出社してくる。その直後、下請け業者の人がやってくる。この人もグールみたいになって働いている。

昼過ぎ、ふとネットを見ると秋葉原での通り魔のニュースが。神奈川に住んでいた頃は、暇な週末には秋葉原へ行っていたので、断片的な映像でもどのあたりか直ぐにわかる。怖いな、と思うが、私が物心ついた25年以上前からそうなのだが、通り魔による大量殺傷事件というのは絶えることなく発生している。数年前には下関駅に車で突っ込んだ事件もあった。仙台のアーケード暴走事件もあった。こういうニュースは日々の情報の渦の中に巻き込まれて、次第に忘却されていく。

ただ、発生した場所が秋葉原なので、自分が遭遇していたかもしれないという奇妙な危機感と、知っている人が巻き込まれていないかどうかの不安が交錯する。WEBサイトに公表された名前や、年齢を見てあの人は大丈夫かな、などとふと考えてしまう。下請け業者の人いわく、同僚が小手指の実家へ行ってて、今日戻ってくるはずとかいう話を聞いて不安になる。

この手の犯罪というか、事件は防御のしようがない。紛争地帯を行くなら防弾チョッキも着るだろうし、最高の警戒心を払いながら行動するだろう。だが、普段の街中を歩く時にそこまでの心配をしていては、精神が持たない。自衛のために少々の装備(催涙スプレーなど)を持ち歩いたところで、こういうトランス状態な「頭のおかしい人」は、信じられないほどシビアにクリティカルな場所を狙うことが多いため、効果に疑問がある。その昔、伊丹空港の管制塔に「頭のおかしい人」が進入したことがあった。警戒の元から厳しい場所にどうやって入ったかも不思議なのであるが、あろうことにか無線設備のケーブルを切断し、数日間無線が復旧できなかったことがあった。覚せい剤をやって羽田空港に侵入した事件では、たまたま工事中で柵の強度が一番弱いところを狙って進入し、滑走路を走り回っている。

今回の場合、サバイバルナイフで7人を短時間に殺害している。いくら無警戒な人を狙ったとは言え、同じナイフで7人も殺すのは、軍人でもない限り常人には困難である。そういう人を相手に、少々の装備が何の役に立つだろうか。今回の場合、万世橋警察署が近かったためこの程度の被害で済んでいるのかもしれない。

18時頃、相次いで周囲の人が退社していった。19時をまわって気が付くと、広いオフィスで残っているのは私だけになってしまった。19:30に撤退する。

夜、自宅でクラシックラガーを飲みながら仕事の続きなど。