名古屋→高山→富山(256.1km)

名古屋15:03発の特急ワイドビューひだ13号富山行きに乗る。富山へ行くには米原経由で行く方法もあるが、高山線経由で行ってもそう極端に所要時間に差があるわけではない。出張費用削減と、乗り鉄を兼ねて高山線経由で行くことにした。

車両はキハ85。JR倒壊の特急車両は、華はないが質実合憲な設計・作りである。383系もそうなのだが、座席は長時間座っても疲れない硬さ・形状であるし、車内インテリアも質素ながら粗がない。この反対がJR東日本の特急列車郡(新幹線含む)で、座りにくい座席や投げやりな天井まわりの処理など、デザイナーの感性を疑うような車両ばかりである。

鵜沼で行き違いのため停車するが、なかなか発車しない。対向列車が遅れているようである。この遅れを引きずって、美濃太田には4分遅れで到着する。

下呂には5分遅れて到着する。JR倒壊のひだやしなのは、常に遅れて走っている印象がある。松本から横須賀の家に帰る時にあずさを利用すると、塩尻でのしなの接続待ちによく出くわした。単線で遅れが拡大しやすいという理由以外にも、ダイヤ設定に明らかに無理があるように思われる。あのJR西日本ですら、福知山線事故以前から単線区間の特急は比較的余裕を持った設定になっていたのだが、倒壊のひだ・しなの・南紀は余裕がなさすぎるように思われる。

高山にもそのままの遅れで到着する。遅れているので、PRCはそのままてこを引き、出発信号機は進行を現示している。ところが、ここで後ろ3両を切り離すため、停車時間はどうしても3分は必要となる。その間、前方の踏切は鳴りっぱなしである。こういうときは、PRCの制御条件に最低停車時間を入れておけばよいようなものなのだが、高山線のPRCにはそのような機能はないのだろうか?JR倒壊のプレスリリースによれば、高山線のCTCを美濃太田から名古屋太閤ビルに移したのが平成5年3月*1であるから、そのような機能は無いのかもしれない。発車後見ていると、高山駅のすぐ終点方の踏切には長蛇の車列が出来ていた。

高山から先は、スターシュプール緑風リゾートひだ流葉スキー場(前にも書いたが、恥ずかしい名前だ)へ行く途中に横の道路を併走したことがある。見覚えのあるタイムリーや架道橋に出くわす。飛騨古川から先、エンジンブレーキの音が聞こえてくる。高山の手前で飛騨川から宮川沿いになっているので、勾配としては下りになっているのだが、連続するエンジンブレーキの音を聞くのは初めて。

角川から先、水害復旧区間を行くが、暗くてよく見えない。

富山は定刻の18:56に到着。駅前の8番ラーメンで食事、とやま自遊館に投泊。

*1:同時にJR西日本の猪谷〜富山は、分離の上富山へ移転