富山→糸魚川→新大阪(481.2km)

朝、6:30に起床する。7時過ぎにチェックアウトする。外は小雨。そして寒い。富山駅でパンを買い、7:47発のはくたか3号越後湯沢行きに乗る。東富山あたりでは普通の風景が広がっていたが、水橋あたりで田んぼに白いものが見える。はじめは霜だと思っていたが、良く見ると雪であった。滑川に停車した時に良く見ると、駐車車両の上に雪が積もっている。ということは、昨晩降雪したのだろう。というか、今現在みぞれか水雪が降っている。

泊を出て見える海の風景は、一面のエメラルドグリーン。想像していた鉛色ではなかったが、それでも消波ブロックに当たる波はとても大きい。糸魚川には定刻の8:36に到着する。

9:00に待ち合わせ。しかし、とても寒い。あられや水雪が絶え間なく降っている。風もそこそこある。まさに冬の日本海側の気象である。用務処理中にも、容赦なく電話がかかってくる。27日は出張で不在の旨を伝えると、それなら28日は空いているだろうとか。昼食を挟んで午後も続き、15時前に終了したので大急ぎで糸魚川駅に向かう。

糸魚川駅には15:09頃到着するが、みどりの窓口には列ができている。こまったな、と思いながらとりあえず並んでいると、北越6号遅れの案内放送が。なんでも信越線内の風規制の影響を受けて遅延しているのだとか。20分遅れでは富山でサンダーバードには接続しないだろう。とりあえず、乗車券は大阪まで買う。15:30に普通電車が定刻発車北越は15:34に糸魚川を22分遅れで発車する。普通の後追いになるが、どこで追越すか興味のあるところである。というのは、北陸線はCTC導入の際にかなりの駅で副本線を撤去してしまっているのである。駅改札では、問い合わせていた人に「泊で抜きますので」というような話をしていたが、泊まで後追いだと、それなりに遅れるはず。

案の定、早くも親不知付近で減速し始める。糸魚川発車後から、遅れのためサンダーバード40号には接続しないという放送がされている。遅延はどんどん拡大していく。黒部では29分遅れで発車。富山では停車時間が異常に長く、31分遅れで発車。高岡では30分遅れとなるものの、終点金沢には31分遅れ。金沢は2番線に到着。富山で停車時間が長かったのは、着発線変更の通告を行っていたためのようだ。泊あたりで、携帯から金沢→大阪のe割切符を手配する。富山→大阪では満席だったが、金沢→大阪では窓側があっさり確保できた。

金沢の精算所で、乗車券の払い戻しを申し出る。e5489が残っていれば、特急券だけを手配できたのだが。C制のため、旅行中止のハンコのみもらう。みどりの窓口へ行くと、人で溢れかえっている。全窓を開けているが、それでも20人ぐらいが並んでいる。みどりの券売機も混んでいる。券売機でe5489plusで予約した切符を受け取る。指定席の状況を見ると、サンダーバード44号は満席のようだ。また、5分後に発車する臨時のサンダーバード99号が運転されるようだ。

サンダーバード44号は、所定の発車時刻17:57になっても付属編成6両が到着しない。はくたかの遅れの影響を受けているようだ。金沢は4分遅れで発車。小松は5分遅れで発車。福井発車時点でも隣の席にはだれも座らなかったのだが、やはり敦賀で乗ってくる。見渡す限り、指定席は全席埋まっている。12両編成の特急が満席(自由席は立ち客多数)で、さらに続行する6両の特急も満席というのは、よく考えればすごいことである。中央線の特急、あずさ・かいじもかなり利用が多いが、混雑するのは新宿〜甲府間がメインであり、乗車距離自体はそんなに長くないと思われる。サンダーバードの場合は京都〜福井間にピークがあるが、混雑する列車では金沢〜京都間で立ち客がいるという状況であり、人キロベースで見た輸送量はかなり多いと思われる。

サンダーバード44号は結局4分遅れで新大阪に到着。急ぎ足で16番線へ向かう。