民主主義に乾杯

富山は、郵政民営化反対によって自民党を追われた国民新党(というか、綿貫氏)が推薦した候補が当選確実となった。23時過ぎのことである。

なぜなら、偉そうに言わせてもらえば民主主義とは対等の友人をつくる思想であって、主従をつくる思想ではないからだ。わしはよい友人がほしいし、誰かにとってよい友人でありたいと思う。だが、よい主君もよい臣下も持ちたくはない。
だからこそ、あなたとわしは、同じ旗をあおぐことができなかったのだ。
ご厚意には感謝するが、いまさらあなたにこの老体は必要あるまい。
………民主主義に乾杯

富山の地で選挙結果を見ていて、ふとこの台詞を思い出した。ヤン・ウェンリーもアレクサンドル・ビュコックも民主主義について極端な理想主義者で、かつ現実主義者であった。少なくとも、民主主義では、投票行動によって意思を表明することはできる。そのことを再認識した。

美しい国」とは何だったのだろう?

'76世代の一員として、今回の選挙結果を見ていて思うことは多い。