ウォータージャンプと航空管制

ウォータージャンプのリンクでお越しになられた方がいたので。昨年6月に、友人に誘われて大屋スキー場のサマーゲレンデに行ってきた。午前中は普通にグラススキーをやっていたのだが、午後にウォータージャンプをやってみることにした。初体験かつ、ちょっと前に死亡事故が発生したこともあって、友人が「ほんまに?」と聞いてきたので「当たり前やん、休み少ないから遊べる時に遊ばな」と言った。

ここのジャンプ台は写真で見て左から小・大・極小と3つがあり、同じプールに着水する。ヒマな時は知らないが、プールサイドにいるスタッフが「ビッグどうぞ」「スモールどうぞ」と飛ぶ順序を指示していた。このとき、small→Bigの順序の場合は、先に着水したsmallの人がプールサイドにどいてからBigを発進させていたのに対し、Big→smallの場合はBigが着水した直後にsmallをスタートさせていた。Bigの場合は飛距離が出るので着水位置が遠く、直後にsmallを発進させることができる。これに対して、smallの後にBigを飛ばす場合は、Bigが飛びそこなって手前に着水する危険があるので、プールのクリアが確保されてから発進させるのである。クローズパラレルな滑走路の運用(Missd approachのことを考えて飛ばす)に似ているように感じた。

スタート位置に立って他の人が飛んでいくのを見ると、ブラシ上を滑走する「シュルシュルシュル」という音と共に加速していき、ジャンプ台で空へと軽やかに舞い上がり、そしてスタッフの指示でギリギリまで間隔を詰めて次々と飛んでいく様子は、まるで朝8時の伊丹空港のようであった。自分の番のとき、ふと「cleared for take off, Runway 32 Left」と呟いてみた。