富山→糸魚川→会社→自宅(559.5km)


とやま自遊館を6:55にチェックアウトし、富山駅へ向かう。富山駅のカフェで朝食を取りながら、ネットアクセス。富山駅の待合室にはフレッツスポットが設置されており、このカフェからでも利用できる。フレッツスポットは、NTT西日本が開始したサービスであり、NTT東日本は当初、自前で設備を持ちたくないとしてMフレッツを始めた。が、このMフレッツは鳴かず飛ばずで、結局NTT東日本もフレッツスポットを始めることとなった。

7:47発のはくたか3号越後湯沢行きを待つ。5番線からの発車であるが、7:46発のしらさぎ4号名古屋行きが6番乗り場に停車している。なんとも奇妙なホームの使い方である。これは泊始発で富山で増結を行うため、停車時間が長くなっているためである。7:46になってもはくたかは到着せず、しらさぎも出発できない。7:49になってはくたかが到着し、ほぼ同時にしらさぎが出発して行った。交差支障の見本のような事例であった。

富山を7:50に出発したはくたかは、途中、滑川・魚津・入善に停車する。魚津からはそこそこの乗車があった。乗車したのは8号車で、3月18日のダイヤ改正まで煙幕車であったためタバコの臭いがかなりしている上に、車内がなんとなく茶色っぽい。乗っているだけで健康を害しそうである。ダイヤ改正後、清掃もやっているだろうしそれなりに日数が経過しているにもかかわらずこれだけ臭いとは恐れ入る。東海道新幹線の14号車が禁煙になったときも、変更から半年ぐらいはそれなりに臭いがついていた。糸魚川には所定から4分遅れの8:40に到着。客先と待ち合わせる。

手早く効率的に用務を済まし、15時14発の北越6号に乗る。JR東日本新潟車両センター所属の485系である。JR東日本は首都圏の通勤線区などにはバンバン新車を投入しているが、特急に関しては手抜きである。高崎線方面でいまだに185系が走っているのを見ると、JR東日本の思想が理解できなくなる。行きのはくたかはタバコ臭かったが、4号車は元から禁煙の車両であり、全車禁煙になったこともあってタバコ臭はまったく感じなかった。

魚津から乗車してきた乗客が、車掌となにやら話している。切符を買っていないのだが、車内ではカードは使えないのか、とか。行き先は壬生川(予讃線)らしい...経路と所用時間を頭の中で想像してゾッとする。帰宅後、ネットで調べたら所要時間は7時間35分で、到着は23:21である。ロングテールという概念がある。この人の移動もロングテールなのだろう。飛行機で行くにしても、富山→羽田→松山か、小松→福岡→松山ぐらいしか思い浮かばない。以前、冬場に雪でダイヤが乱れている時にも、高岡から乗車した人が博多へ辿りつくのかどうか、車掌に聞いていたことがあった。

金沢で下車。サンダーバードの発車まで12分あるので、途中下車してパンを買う。サンダーバード40号は金沢を16:52に発車。敦賀まで隣が空席だったので、ひたすら寝ることにする。敦賀を発車すると、上り線は連続上り勾配になる。機関区の位置で、下り線とはだいぶ高低差がある。これも、貨物列車があるために10‰に勾配を押さえるためである。現在、日本海縦貫線のうち、吹田〜金沢貨物ターミナル間が1100t牽引になっているが、補助機関車等はなしでEF81やEF510が単機で牽引している。これも、この線形があってのものなのである。

新大阪には所定の19:33に到着。一旦会社に寄った後、帰宅。自宅に戻ったのは21時過ぎであった。