自宅→梅田→自宅(12km)

今日も代休である。とても休んでいる場合ではないのだが...

夕方になって外出。駅前で用事を片付けた後、梅田ブルクへ「涼宮ハルヒの消失」を見に行く。平日の夕方なので空いているかと思いきや、そこそこ混んでいた。近畿で4館しか上映していないから集中するのか。

2時間30分という時間を感じさせない出来栄え。小説とはまた違った感じでキョンの苦悩・焦燥が体験でき、若干のホラー要素も含みながらストーリーが展開していく。小説を読んだ時には、ジョンスミスを名乗るシーンで『繋がった』というシーンの印象が一番強かったが、今回の映画では長門の残したメッセージを発見した時の印象が強かった。どちらも、手がかりの無い改変世界の中で、キョンが自らの記憶の正しさを確認していく場面である。もう一度、小説を読んでどのように感じるかを見てみたい。

それにしても、西宮北高校周辺の景色はすばらしい。校舎の窓から見える、苦楽園二番町・苦楽園三番町の自然の地形に溶け込んだ町並みは、お屋敷街の目神山町や隣接する六麓荘町と比べても遜色なく、昭和初期からの歴史の長さを感じさせる。近年の自然地形を一切無視した規格型ニュータウンにはない魅力がある。以前に一度車で訪れたことはあったが、もう一度、こんどは徒歩で行ってみたくなった。

ラストのシーンは小説では病室だったが、映画では甲南病院の屋上であった。CGを使った夜景とアニメ画に若干の違和感を感じたが、それにしてもキョンの優しさに心打たれる。女性ファンの人気を集めるというのも理解できる。

終了時間が遅かったので、食事して帰宅する。