自宅→会社→自宅(10km)

朝、起床に難儀して、家を出るのが遅れる。会社には8:25に到着する。仕事を仕上げにかかるなど。

それにしても、先週・今週と18時になるのが早い。ごそごそと仕事をしていると、あっという間に定時が終わってしまう。

22:15をまわって、別部署の人が帰り、残りが私と経理の人だけになってしまったので、撤退を開始する。最終退出になると面倒だからだ。線路向こうにある、「30歳で家が建ち、40歳で墓が立つ」といわれる某社も1フロアしか電気がついていない。ノー残業デーか何かだろうか。この時間に撤退して家で晩御飯を作るのは結構面倒だ。駅へ向かう途中の吉野家に入る。

吉野家に来たのは久しぶり。たまに来るといろいろと観察できて面白い部分もあるが、仕事に追われている今日は人生の負け組みであることをより一層認識させられるような気がする。下を向いて黙々と食べていると、「持ち帰りでごはん大盛り2つ」という声が聞こえる。へえ、そんなのメニューにないよなあ、でも家にご飯が無い時には便利だな、と思いながら声のした方を見ると、近所のラーメン屋の店員であった。せめて店の名札ぐらいは外して来いよ、と思っていると、たまたまいた先客が元店員か何かで、「ごはんなくなっちゃったんですよ」と会話している。そういえば、幼なじみが高校生の頃、某チェーンレストランでバイトしていたら、隣の某ファミレスの店員が「あのう、ごはんなくなっちゃったんで分けてもらえませんか?」と言ってやってきたらしい。飲食業界の微妙な風景である。

そろそろ食べ終わろうかという頃、「ごはん大盛り6つ持ち帰り」という声がしたのであ゛ぁ?と思ってみてみると、やはり飲食店の店員がいた。吉野家の店員がご丁寧にお茶を持ってきて、それを飲みながら待っている。ほんとうになんだかなあ、と思う。

自宅に到着すると、既に深夜電力料金の時間帯であった。クーラーを入れ、篭った熱気を冷ます。