富山→会社(323.2km)

朝6時に起床する。jr-odekake.netで7:24発のサンダーバードを予約する。シャワーを浴びて7:05にチェックアウトする。途中、コンビニで朝食用のヨーグルトを購入する。

サンダーバード10号は定刻に富山を発車する。このサンダーバードは魚津始発で、金沢での増結を行わないので所用時間が短い。前の座席には子供連れがいるが、意外に静かでおとなしい子供だ。一方、後ろの座席で座っている中年の男女は騒がしい。

この列車は小杉に停車するが、意外に多くの乗車がある。通勤目的の自由席だけでなく、指定席にもそこそこの乗車がある。高岡でも乗り込みが多く、見る限りで7割近い乗車率となった。12両でこの混み具合なのだから、9両では高岡でほぼ満席になってしまうのではないだろうか。輸送人キロベースで言うと、中央東線のあずさ・かいじを越えるのではないかと思う。

金沢でも大量の乗車があり、ほぼ満席となる。福井手前で山の方を見るが、スキージャム勝山は雲に隠れて見えない。福井手前でトイレに行く。乗務員交代のため福井は2分停車のはずなのだが、妙に停車時間が長いように思う。

ちょうど席に戻る頃に発車する。が、速度が上がらない。南福井の場内信号は本線注意である。おかしいな、と思っていると、越前花堂を出た先で止まってしまう。「先行の列車が踏切支障で遅れているため」との放送が流れる。

しばらく後に運転再開するが、先行列車に阻まれて速度が上がらない。鯖江で普通を追い越し、漸く速度が回復する。鯖江場面で8分ほどの遅れか、と思いきや放送では10分遅れとのこと。先ほどから隣の席の男性がjr-odekake.netで出した行程表を何度も見ている。チラッと見ると、金沢から児島へ向かう模様。京都でのぞみに乗り換える行程になっている。果たして間に合うのだろうか。湖西線内でどれだけケツ舐めになるかによって変わってくるだろう。

敦賀を通過し、近江塩津から湖西線に入る。蓬莱あたりから先行列車に抑えられ、さらに増延する。堅田でやっと元の走りに復帰する。となりの席の人はさらに乗り継ぎが気になってきた模様。しかし、車掌の放送はいただけない。昨日の行きの時の車掌は放送も的確だったし、新潟支社館内のややこしい切符の案内や、長岡方面へ行く乗客への案内・乗車変更の扱いも旨くこなしていた。てっきり金沢の車掌かと思っていたが、大阪車掌区の車掌だったようだ。

ところが今日の車掌、なんと京都駅での乗り場の案内しかしない。列車名も発車時刻も言わないものだから、乗客が困惑している。「本日遅れのため、新大阪駅でのぞみ号博多行きへの接続はありません」これだけの内容を放送してもどうしようもない。本来なら、「新大阪駅を10:xx分に発車するのぞみ×号博多行きへの接続はございません。博多へお越しのお客様は、その後のひかりレールスターxx号博多行きをご利用頂きますようお願いいたします」という放送をしなければいけない。最終列車に近い場合は、おそらく業務連絡票を発行して京都からのぞみに乗せるのであろうが、今回程度の遅れの場合はなかなか別会社であるJR倒壊への振り替えはしない。分割民営化の弊害のひとつでもある。