いつまでもデブと思うなよ

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

いろんな意味で面白い本である。身長173cm体重64kgの私にはあまり価値はないので、10分ほどで全ページを読み流してしまって買わなかったが。デブにメリットは何一つ無い、損失ばかりである、と言い切っている潔さは、減量に成功したからこそであろう。

この本の減量法の特徴的なところは、とにかく何も考えずに食生活を記録し、いかに自分の食事パターンがおかしいか、を理解するところを重視していることであろうか。デブの場合は食事を意識せずに、常に何かを食べる状態になってしまっている。それを改めるところから始める、というのがキモだそうである。

確かに、太っている人の食生活を観察していると、それはないだろ〜という場面を良く見かける。どこにでもお菓子があるとか、出てきた料理に味見せずに調味料をかけるとか、就寝が遅いもんだからなんだかんだで食べているとか。そういう人は体質以前の問題なのだが、私が指摘してもうまく認識できないようである。

私も決して何もせずにこの体重を維持できているわけではなく、腹八分目にするとか、ビールを控えるとか、運動量に応じて食べるものを変えるとか、いろいろと工夫してやっている。最大で68kgまで行った時は、ちょっと腹のあたりが出てきて水着になるには無理があるような状況になったこともある。

そういえば、今年の夏の有明岡田斗司夫氏のサークルの前を通った時、本人はいなかった....と思っていたが、今にして思えば座っていたのが本人だったのだろう。