毎日MSNの終焉

毎日新聞などの記事によると、MSNと毎日新聞との提携を解消し、MSNは産経と提携、毎日新聞は独自サイトを立ち上げるとか。毎日新聞の迷走も佳境に入ってきたように思う。

6月20日の日記で取り上げた本の中で、MSNと提携した理由について、新聞社がポータルサイトを目指すのは不可能だから云々ということを書いていた。その戦略が当たっていたのか外れてたのかはわからない。ユーザから見るとmainichi-msnは使いにくいサイトであるが、新聞社から見るとインカムの方が重要なわけだから。

ともあれ、朝日・読売・日経の3誌を除いて全国紙が無くなるのは時間の問題ではないかと思う。河北や神戸などの有力地方紙が本格的に提携したら、毎日など消し飛んでしまうと思われる。上記の本で書かれている意見とは逆で、大淀病院事件を起こすような毎日のような新聞が消えて、地方紙がシェアを拡大する方が健全だと思う。

いろいろなところで大淀病院事件については書かれているが、マスコミとしての資質という観点からすると、こちらが秀逸だと思う。

 でも、それは当事者遺族にとっては当然な心の動きであるけれど、そのまんまの気持ちで記事を書くような奴は、記者失格だ。そんな奴の書いた原稿を紙面に載せるような新聞社は、報道機関失格だ。最近は若い記者を教育するときに「ウラを取れ、反対側の当事者の見解を必ず確認しろ」とは教えないのだろうか。レベルが低いにも程がある。

非常に多くのblogで、毎日新聞は猛烈に批判されている。報道機関として害悪だ、という意見も多い。新聞社が拠って立つところを失っている以上、毎日新聞が消えるのは必然でしかないと思う。